出力抑制保証スタート!【前篇】

こんにちは。鶴岡・酒田で太陽光発電システムを販売施工している、ライジング(株)です。

 

太陽光発電システムをご検討されている将来のオーナー様方には、最近話題になっている出力抑制について、不安を持たれている方も多いのではないでしょうか。

 

出力抑制は、鶴岡市や酒田市など山形県庄内地方にとっても、無関係なことではありません。2回のブログにわたって「出力抑制とは何か」をご説明し、そのリスクを避ける方法をご紹介いいたします。

 

きちんとした知識を持って、しかるべき対策をとれば、出力抑制も怖くはありません。出力抑制という言葉が耳馴れない方も、ぜひご参考にしていただければと思います。

 

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出力抑制って何?

出力抑制とは、東北電力などの電力会社が、再生可能エネルギー(主に太陽光発電)からの電力が送電線に流れるのを、抑制することです。つまり、発電した電力の買い取りが一時的にストップしてしまいます。

 

出力抑制の目的は、電力の需要と供給のバランスを保つことです。

 

固定買取価格制度がスタートして以来、太陽光発電からの電力が大幅に増加しました。そのため、「電気が安定して安全に供給できなくなる恐れが出る」との見解を、各電力会社が発表しました。

 

原子力発電などで発電した電力が溜まっていると、不安定な風量発電や太陽光発電の電力の供給が急激に増えたときに変電設備等に過剰に負担がかかってしまい、最悪の場合は、停電につながります。

 

そこで、上記の事態を防ぐために、再生可能エネルギー(主に太陽光発電)の出力を抑制して全体の安定を保つというのが、出力抑制です。

 

2015年1月26日、再生可能エネルギー措置法が改正され、新しい「出力抑制ルール」が運用されることになりました。

 

それまでは、東北電力管轄内では、出力抑制は50kw以上の太陽光発電システムのみに適用されていましたが、新しいルールでは、50kw未満の太陽光発電システムにも、出力抑制がかかるようになりました。

 

新しい「出力抑制ルール」は、下記の通りです。

出力制御ルールの適用区分

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※360時間ルールとは、無補償での出力制御の上限を、従来の日数単位(30日/年)から時間単位(360日/年)とするものです。

※指定ルールとは、各電力会社に対する接続申し込みが接続可能量を超えた場合、電力会社は360時間を超えても無補償で出力制御を要請できるとするものです。

 

上記の表から分かるとおり、東北電力管轄内は、10kw未満から「360時間を超えても無補償で出力制御される可能性」がでてきています。各方面から不安の声が出ているのはそのためです。

 

ただし、上記のルールが適用されても、安心して太陽光発電システムを導入する方法があります。

 

その方法とは、太陽光発電システムについて出力制御補償のある施工業者に、施工を依頼することです。さまざまなメーカーのパネルを取り扱いつつも、数多くのメーカーのパネルに補償がある施工業者が理想です。

 

出力制御補償についてより詳しくは、次回のブログでご説明したいと思います!これから施工をお考えの方には、次回ブログをぜひご参考にしていただけますと幸いです。

 

お読みいただいてありがとうございました!